金魚の死と娘

つつみ

2007年08月21日 21:33

うちには去年の金魚すくいですくってきた金魚が
7匹中3匹生き残っていて結構巨大に育っている。

今年も新たに一匹やってきた。帰省中に2匹すくった
けど、一匹は向こうで死んでしまったので一匹だけ
連れ帰ってきた。

娘は朝「大きい金魚はお母さんが、小さい金魚は
娘ちゃんがエサやるー」と嬉しそうにエサをやっていた。
(あまりに大きさが違うので別の水槽に入れていた)


しかし2日目の朝。

残念ながら小さい金魚は他界していた。横向きに
浮かんでいる。

でも娘は嬉しそうに「小さい金魚さんにエサやるー」。

 私「もう金魚さん死んでまーったし餌やれへんわ」
 娘「なんで?」
 私「弱ってやーったんかなあ」
 娘「なんで?」
 私「金魚すくいでみんなに追いかけられて
   疲れてやーったんやわ」
 娘「それで?」
 私「死んでまーったん」
 娘「だから何?」
 私「もう動けへんし、餌も食べられへんの」
 娘「それで?」
 私「穴掘って埋めてお墓作ってあげような」
 娘「それで?」
 私「まんまんちゃんってしてあげような」
 娘「そしたら、明日になったらまたエサあげような」
 私「…もう死んでまーったしエサあげられへんよ」
 娘「なんで?」
 私「死んだらねんねしたままもう起っき出来ひんのやで」
 娘「なんで?」

そのあとこの会話が微妙にパターンを変えつつ無限ループ。
娘は死が全く理解出来ない様子。まあ、2歳半だから仕方が
ないんやけどね。しかも今回は対象が物言わぬ金魚やし。


そして次の日の朝。まだ水槽に浮かんだまま(すみません、
娘と一緒に埋めようと思ったけど時間を取れなかった
のでそのまま放置してました m(_ _)m)の金魚を見て
「もう死んでまーったしエサやれへんな」と娘。

朝食後、娘と一緒にお墓を作った。「お墓作ろうな」と
言うと「どこで?」と言うので「畑の木の下に作ろうか」
と答えると「中で作って持って行こう」。お墓を作ると
いうのを、何か工作するんだと思ってる様子。

穴を掘って金魚を入れると「なんで入れるの?」。
 私「死んでまーったしお墓作ったげるんやで」
 娘「起っきしゃーったらまた水槽に入れたげようね」
 私「もう起っきしゃーれんのやで。死んでまーったし
   土に還らーったわ。死んだらみんな土に還るんやで」

で、土を被せたらなんか変な顔をしてたけど、娘は特に
何も言わず。そして棒を立てて二人で「まんまんちゃん、あん」。

家の中に入ったら大きい金魚を見て「大きい金魚は
餌食べられるなあ。小さい金魚は土に還らーったなあ」
と言っていた娘。なんとか娘なりに理解してくれたんだろうか。



……すみません、今回の会話は上手く標準語もしくは
関西弁に直せなかったので長浜弁丸出しです (^^;


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